インドBIS認証
indian BIS Compliance

BIS認証について

法規制(Legal regulation)

インドのBIS認証(登録)制度は以下の法律を基に適用、運用されている。
インド規格局法(2016年3月21日改訂)
1986年にインド規格局法が制定されインド規格局 (BIS) は1987年4月1日に発足し以前のISIの機能を引き継ぎ範囲を広げより多くの権限を有し 現在のインドBIS認証制度の法的根拠となっており この法律を基本にインドBIS認証が適用される。
正式法律名「商品、物品、プロセス、システム、及びサービスの標準化、適合性評価、及び品質保証の活動の調和のとれた発展、 及びそれらに関連または付随する事項のための国家標準化機関の設立を規定する法律」
適合性評価規則(2018年6月25日制定)

BIS認証とは?

BIS認証は主に安全要件に重点を置いており、数段階に分けて実施されました。
インドの規格は、国際連合欧州経済委員会(UNECE)、単に欧州経済委員会(ECE)の規格など、国際的に通用する規格をベースにしています。 インドに商品を輸入する場合、又はインドで商品を販売する場合、様々な規制や必須の製品認証を遵守する必要があります。 BIS認証は、輸入品とインドで生産された商品の両方に適用されます。

製品製造メーカーはインドに輸入するために①BIS認証(ISI) 又は②BIS登録(CRS)を取得する必要があります。 インド規格局(BIS)によって発行される①BIS認証または ②BIS登録は、 インド規格(IS)に準拠した製品の品質、安全性、および信頼性を保証します。
インド規格局(BIS)は、インド消費者問題、食品および公共流通省の傘下にあるインドの国家認証機関です。
1987年4月1日、インド規格局(BIS)は、インド規格協会(ISI)組織に実質的に代わりその機能を引き継ぎました。

更にインド規格局(BIS)と電子情報技術省(MeitY)により②CRS(強制登録制度)が導入され、2013年7月以降、電子機器のさまざまな製品群に対してCRSスキームに従った製品認証が義務付けられ、中でもノートパソコン、プリンター、電子レンジなどの登録に関連する。

BIS(インド規格認証)のタイプについて

インド規格局(BIS)は、製品の認証を行うインドの中央機関で、対象製品としては
多くの種類の工業製品や消費者向け製品を対象とした①ISI及びFMCS認証制度
幅広い電子機器を対象とした②強制登録制度(CRS)
2種類の認証制度があります。 又、BIS(インド規格認証)については、工場検査が要求されるものと要求されないものと大きく分けて2種類のタイプがあります。

【工場検査が要求される】
-1:ISI Certificate=国内製造製品向け認証
-2:FMCS Certificate=海外製造製品向け認証
【工場検査が要求されない】
CRS Registration=強制登録制度

【サンプルテスト】
①ISI/FMCS:テストサンプルは工場監査の際に検査官が選定し、インドのラボで試験
②CRS:インド国内の認定ラボで試験実施

認証のプロセス

まずその製品がBIS認証の対象かどうか、対象であればどのスキーム(ISIまたはCRS)に該当するかを確認。 その後、申請書類の作成とチェックを行う。
認証プロセスは、ISI/FMCSでは5段階、CRSでは4段階となる。

【BIS認証(ISI/FMCS)の場合】
①申請準備(提出書類の準備・提出)
②生産工場検査
③サンプルのインドラボでの試験
・インドへのテストサンプルの発送は、通常、通関業者が貨物を受け取りラボに転送する。
・CBレポートのデータを受け入れることは許可されていません。
④証明書の発行
⑤マーキング、ラベル
【BIS登録(CRS)の場合】
①申請準備(提出書類の準備・提出)
 生産工場検査無し
②サンプルのインドラボでの試験
③証明書の発行
④マーキング、ラベル

BIS(インド規格認証)の個別詳細内容

個別の適用が要求される製品リスト等の詳細は下記のリンクを閲覧下さい。
【FMCS認証の詳細】
【ISI認証の詳細】
【CRS登録の詳細】