インドBIS認証
indian BIS Compliance
TECインターフェイス承認&TEC 型式承認(TEC認証)
TECについて
TEC認証は、通信機器をインドに輸入する際に必要となるTEC(Telecommunication Engineering Center)主導の製品認証です。
2017年9月5日付のインド電信改正規則ではインドで販売、輸入、使用する前にあらゆる電気通信機器に必須の試験と認証を受けなければならないと規定されています。
もともとは任意認証でしたが2019年に義務化されました。それ以来、TECは様々な製 品グループの規定を
段階的にMTCTE(Mandatory Testing Certification of Telecommunication Equipment)の義務化へと変換しています。
インドの法律では、これらの製品の供給、販売、輸入は、TECの認証を無事に取得した後にのみ許可されます。
また製品にTECマークを付けることも、それまでは許可されていません。
TEC認証の申請は、必ずAIR(Authorized Indian Representative)を通して行う必要があります。
これは、メーカーが認定したインドの代理人が当局との連絡窓口となり、申請書の提出を担当するものです。
TEC認証制度の対象となる製品は、電磁両立性(EMC / EMI)に適合している必要tiあります。
これらの製品の安全性試験の必要性については当局(MTCTE)により現在も検討中です。
他の認証とは異なり、TEC認証プロセスでは、1つの認証につき最大10 モデルまでしか考慮できません。
2017年のインドの電報 (改正) 規則では、すべての通信機器の販売、輸入の前に、必須のテストと認証を受けなければならないと規定されています。
規定されたすべての基準に合格した機器には、認定証明書が付与されます。
TECテストは、TECが指定するインドの認定ラボによって実施される必要があります。テストが実施され、レポートが承認されると、TEC によってライセンスが発行されます。
オンライン申請は、MTCTE ポータルを通じてオンラインで提出する必要があります。その後、認証プロセスを完了するための管理アクションが続きます。
申請者はインドの認定試験所から試験結果を提出し、試験報告書をアップロードし、アップロードされた文書と報告書が正しいことを確認する必要があります。
これらの試験結果と試験報告書が審査され、機器が準拠していることが判明した場合、証明書が発行されます。
法規制(Legal regulation)
インドで販売、輸入、使用する前にあらゆる電気通信機器に必須の試験と認証を受けなければならないと規定されています。
TEC認証制度の対象となる製品は、電磁両立性(EMC / EMI)に適合している必要があります。 これらの製品の安全性試験の必要性については、当局(MTCTE)により現在も検討中です。
対象となる製品
TECの登録は、さまざまな通信製品で義務付けられています。例えば、以下のようなものがあります。
・IoTゲートウェイ
・モデム
・コードレス電話機
・DSL機器
・マイクロ波による通信機器
Wifiなどの無線通信を行う製品も、別途WPC認証が必要です。
どのような認証が必要かを理解するのは容易ではないので、個々のケースに応じて専門家に相談することをお勧めします。
TECの認証プロセス、スキーム
全ての通信機器は事前に必須のテストと認証を受ける必要があります。規則に基づく電気通信機器の必須試験及び認証(MTCTE)は別途通知されるものと
します。試験はインドの認定試験機関によって実施され、その試験報告書に基づいて証明書が発行されます。この承認はTEC規格及び仕様に従って
、インドの公衆交換ネットワークと接続するテレコム機器に付与されます。型式証明書は特定のカテゴリの機器に対するGRへの技術適合証明書です。
インド国内試験は、申請者の書類要件と適合基準を満たした後、型式承認証明書を付与する為に必須です。
TEC認証は、製品の構造や複雑さに応じて、以下の2つの認証グループに分けられます。
一般認証スキーム(GCS)/インターフェース承認証明書(TAC/IAC):このグループでは、申請書類に加え認定試験所の試験報告書の提出が必要です。
一部の例外を除き、現在TEC認証が必要とされている製品のほとんどがこのグループに属しています。
簡易認証スキーム(SCS):このグループでは、TEC登録のために、製品がTEC規格の要件(必須要件)を満たしていることを示す宣言書を提出する必要があります
製品テストは必要です。現在、TEC登録の過程で簡易認証制度(SCS)に該当する製品はごくわずかです。
これらは、いくつかの例です
・ファクシミリ
・2回線付き電話機
・モデム(2線式アナログ回線に接続可)
・ISDN加入者端末
・ルーター
・LANスイッチ
WPC承認必須の製品リスト
No. | 製品名 | 認証スキーム |
---|---|---|
1 | 2線式電話機 | SCS |
2 | G3ファクシミリ | SCS |
3 | モデム | SCS |
4 | コードレス電話 | GSC |
5 | ISDN顧客宅内機器 | SCS |
6 | 構内自動交換機 | GSC |
7 | HFラジオ | GSC |
8 | 会議及びプレゼンテーション機器 | GSC |
9 | 無線移動中継システム | GSC |
10 | 会議機器 | SCS |
11 | VHF UHF無線システム機器 | SCS |
12 | 2.4GHz帯及び5GHz帯で動作する機器 | GSC |
13 | IP端末 | GSC |
14 | POSデバイス | GSC |
15 | DSL機器 | GSC |
16 | シグナリングゲートウエイ | GSC |
17 | セッションボーダーコントローラー | GSC |
18 | ソフトスイッチ | GSC |
19 | セルラーネットワーク用リポーター | GSC |
20 | セルラーネットワーク用基地局 | GSC |
21 | コンパクトセルラーネットワーク | GSC |
22 | モバイルユーザー機器 | GSC |
23 | ブロードバンド機器のPONファミリー | GSC |
24 | 伝送端末機器 | GSC |
25 | IoTゲートウエイ | GSC |
26 | 追跡装置 | GSC |
27 | スマート電力メーター | IN 300 / 328 |
28 | スマートウオッチ | GSC |
29 | スマートカメラ | GSC |
30 | 衛星通信機器 | GSC |
31 | LANスイッチ | GSC |
32 | ルーター | GSC |
33 | 環境モニタリングエンドポイントデバイス | GSC |
34 | フィードバック装置 | GSC |
35 | メディアゲートウエイ | GSC |
36 | インフィニバンドスイッチ | GSC |
37 | IPマルチメディア会議機器 | GSC |
38 | IPセキュリティ機器 | GSC |
39 | 光ファイバーケーブル | GSC |
40 | グランドマスター(GM)機器 | GSC |
41 | PTP PMP電子レンジ | GSC |
42 | 広域管理主体 | GSC |
43 | SGSN/GGSNモデム | GSC |
44 | BSC RNC | GSC |
45 | セル放送センター | GSC |
46 | GMLC | GSC |
47 | HLR AUC HSS | GSC |
48 | VLRを含むMSC/MSC-S/GMSC/GMSC-S | GSC |
49 | OTAとDM/FOTA | GSC |
50 | SCP | GSC |
51 | OMC/EMC/NMS/OSS | GSC |
52 | S-GW/P-GW | GSC |
53 | SMSC | GSC |
54 | 銅 | GSC |
55 | SIM | GSC |
56 | SMLC/eSMLC | GSC |
57 | サーバー | GSC |
58 | ハイパーバイザー | GSC |
59 | ラジオ放送受信機 RBR | GSC |
60 | 光ファイバー(シングルモード) | IN 300 / 328 |
61 | eNodeB(ITSAR) | - |
62 | モバイルデバイス(ITSAR) | - |
63 | IP ルーター(ITSAR) | - |
64 | P-GW/PDN-GW(ITSAR) | - |
65 | UICC(ITSATR) | - |
66 | モビリティ管理エンティティ(MME)(ITSAR) | - |
67 | HCryptogrphicControls(ITSAR) | - |
68 | Wi-Hi CPE(ITSAR) | - |
TECのロゴ
認証完了後の製品には、TECロゴを表示する必要があります。
また、以下の情報を提供する必要があります。
"必須要件(ER)番号、モデル番号、原産国"。
TECロゴは、機器の筐体に貼付する必要があります。また、パッケージへの表示義務は、E-Labelを持つ製品にのみ適用されます。
ただし、輸入時の税関でのトラブルを避ける為パッケージにもTEC認証情報を表示することを推奨します。